木もれ陽散歩道 もし原発が35メートルの高さにあったら
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【福島原発事故】
福島第一 35メートル高台に計画
東京新聞
 2011年5月5日


 

東日本大震災で十五メートルの大津波に襲われた福島第一原発の立地場所が、四十年以上前は海抜三五メートルの台地だったことが、建設当時に東京電力が国に提出した資料などで分かった。東電は、地盤強度や原子炉を冷やす海水の取り入れやすさを考慮した結果、地表から二十五メートルも土を削って原発を建設。計画に携わった元東電幹部は「違う建て方もあった」と、津波対策を軽視してきたことを認めた。

 原発建設地約二百万平方メートルは、東電が一九六四年までに取得。旧日本軍飛行場があった場所で、海岸線に険しいがけが続く台地だった。地質的にみると、台地の地表から海水面までの三分の二部分には地盤が弱い粘土や砂岩層が広がっていた。

 計画メンバーの一人、豊田正敏・元東電副社長(87)によると、当時、さまざまな建設方法を検討。その結果、巨大な原子炉を建て、地震に対応するには、地表から二十五メートル下にある比較的しっかりした泥岩層まで掘り下げることが必要だと判断した。

 原発は大量の冷却水を必要とし、海面に近い方が取水効率がいい。船で運搬される核燃料の荷揚げにも都合がいい。こうして一九七一年、国内初の商業用原発として1号機が稼働を始めた。

 今回、東電の想定五・七メートルをはるかに超える津波の直撃で、原発は高濃度の放射能漏れが続くレベル7という危機的状況に陥った。いまだ収束の見通しは立たない。

 「耐震設計の見直しはしてきたが、津波対策をおろそかにした。建設を計画した一人として、申し訳ない」と話す豊田氏。「今、考えると、台地を削らず、建屋の基礎部分を泥岩層まで深く埋めれば、地震と津波の両方の対策になったかもしれない」と悔やむ。

 十三メートルの大津波に襲われながら、かろうじて惨事を逃れた宮城県の女川原発は海抜一五メートル。そして、津波の教訓を生かして福島第一原発に新たに配備された非常用電源があるのは、原発の後背地に残る掘削前の高台だ。



福島第一原発は最初35メートルの高台に建設する予定だった。
それを冷却水の取り入れやすさから、25メートルも掘削して原発を建設したのだ。
結果今回の津波は想定範囲をはるかに超えて原発を襲った。
冷却装置は浸水し、電源が故障した。
そのため原子炉は冷却出来ず今回の事故に結びついたのだ。
今回の事故は原子炉の事故ではない原因はあくまでも浸水による冷却装置の電源の故障なのだ。
35メートルの高台に原発を建設していたなら津波の被害は受けなかっただろう。
菅は反原発主義者である。
どんな理由を受けてでも原発を廃止に追い込もうとする下心が見え隠れしている。
対応のまずさはあったとしても、東電もあくまでも震災の被害者なのだ。
浜岡原発の停止決定は愚の骨頂だ。
日本のエネルギー行政を考えるに、代替エネルギーが軌道に乗りまでは原発は重要な発電システムだ。
それを災害から守るために最大限の努力を惜しまないことこそ首相の決断であるはずだ。
原発を停めることは州首相としての責任から逃げているだけだ。
効率の悪い発電システムに戻すことは日本経済のマイナス要因にしかならない。
CO2削減にも逆行することになる。
それを防ぐには日本の経済規模を縮小に向かわせることにしかならない。
菅は日本を衰亡させることしか考えていない。
首都東京の人口を200万だとか300万だとか程度にすればいいと考えている程度の男なのだ。
なぜこの男の言い訳に耳を傾けてやる必要があろうか。
東北の大震災を機に菅・仙谷ラインは復活した。
自衛隊員を10万人も投入しながら、
「暴力装置」呼ばわりした仙谷からは未だ「謝罪」のコメントの一言もない。
東電の責任追及よりも彼らこそ日本の国力を貶め続け、
中国人に媚び、日本人の誇りを辱め続けている彼らが率先して責任を取るべきなのだ。
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